ごあいさつ

理事長挨拶


 今年は東日本大震災から早や7年が経ち、随所に復興の槌音が聞こえる昨今です。財団もこの間、民間の活力を導入すべく、現役の企業経営者らを交えた役員会を組織し一般財団へと舵を切りました。
 以前の経営危機を乗り切る為に着手した、営業力強化、組織改革、諸規程整備にも目処が付き、将来に向けた財団運営の基盤も整いました。これは経営陣ならびに職員の一丸となっての取り組みの賜物であり,この間の諸兄のご尽力を多とするところであります。
 当財団では主要な事業として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)様からの委託を受けた、研究開発現場での研究支援ならびに関連設備の維持・管理を行っております。また、事業枠を広げるべく、橋梁インフラの維持管理の強化に向けた内閣府所管SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)による“ドローン(飛行ロボット)による橋梁点検”の研究開発にも取り組んでおります。さらに東北放射光誘致に関しては、今年度は国の調査費が付き光イノベーションセンター、宮城県、仙台市、東北経済連合会等を中心として建設の動きが活発化してきており、財団としてもこの波に乗り遅れないように取り組みを進めたいと思います。
 ところで当財団はこれらの事業とは別に社会貢献活動として、日本航空宇宙学会や傾斜機能材料研究会など、関連学協会の講演会やシンポジウムの開催支援、ガスバーナーによる耐熱材料評価試験法の普及、太陽熱発電を中心にした再生可能エネルギーの研究支援や、一般および青少年向けの科学技術の普及活動(例えば、少年・少女ロボットセミナーの開催)に対する支援を行っております。これらは長期的に見て航空宇宙技術分野の裾野の広がりに繋がるものであり、今後とも充実を図ってまいります。 
 これらの調査事業の推進、並びに請負業務現場での技術継承においては財団が擁する多数のアドバイザー陣の存在が大きな強みとなっております。
 
 これらの経営基盤のもと、経営陣、職員共々、財団を更なる高みに持って行くべく、新たな飛躍に挑戦したいと思っております。

平成30年5月

技術アドバイザー委員長あいさつ


 航空宇宙システム開発は、不易流行の実践である。航空宇宙工学の新しい知見、法則は広範囲にわたる設計、実験、シミュレーション、飛行試験を行った後に、始めて実機システムに組み入れられる。この開発研究には、熟練した研究者、技術者を必要とする。
 新しい技術もある日突然生まれるものではなく、必ず引き継がれた技術、考え方があるはずです。そして学理、確かな技術を将来にわたり引き継いでいくことは、経験豊かな専門家の仕事であり不易の実践に繋がります。
 学理、既存技術を基盤として世の中は将来どの方向に行くのか、人々は何を望んでいるのかを鋭敏に読みとり、新しい技術で応えていくことは、感性豊かな若人の仕事であり、流行の実践であります。不易と流行をバランス良く実践して、システムイノベーションが実現されていきます。
 
 当財団の技術アドバイザー・グループは、経験豊かな専門家からなり、若い職員と協力して不易流行を実践して人材育成と航空宇宙技術の発展に貢献することを目標としています。皆様のご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

平成24年4月1日

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